タレントとは

talentの活動

ハンディキャップある子どもたちの絵画展を母親が中心となり開催しています。
絵画展を通じて子どもたちの活動の場が広がり、またハンディある人たちをより知ってもらうきっかけになることを願っています。

talentができるまで

子どもにハンディキャップがあることが分かると、親はその子をどう育てればよいのか思い悩みます。
私たちも初めは先が見えない不安な毎日でしたが、懸命に子育てをしてゆく途中には数々の新しい出会いがあり、まわりの世界が少しずつ広がってゆきました。
笑ったり泣いたり怒ったり喜んだり、そうして日を重ねるうちに、途方に暮れていたあの頃はいつしか後ろに過ぎて思い出に変わり、今は子どもとの暮らしを楽しんでいます。

talent のメンバーは、絵画教室で共に絵を学ぶ仲間です。
マイペースで楽しみながら絵を描き続けてきました。
2004年に、教室主催の展覧会に参加した経験がグループを作るきっかけとなりました。
明るくエネルギーにあふれた絵は、多くの人に喜んでいただけるかもしれない、いつか自分たちで絵画展を開きたい、その思いから2009年より本格的に活動を開始しました。

グループ名 talent の由来

talent(タレント)は、英語で「才能」という意味をもち、もとは新約聖書の中でイエス・キリストが語った‘タラントのたとえ’という寓話から来ています。
タラントとは古代ギリシャなどで用いられていた貨幣の単位です。

父が二人の息子それぞれにお金(タラント)を渡します。
息子の一人は、土の中に埋めて保管しました。もう一人は、お金をもったまま旅に出ました。
のちに息子たちが父にお金を返す時がきました。
土の中に埋めた息子は預かった分だけ、いっぽう旅に出ていた息子は、預かった分よりたくさんのお金を返しました。
この息子は父から預かったお金を元手に商売をして増やしたのです。

父は神、タラントは才能で、適性は人生で埋もれさせず存分に活用するために神から授けられるものである、と解釈されています。
すべての人が持っているtalent。
この名前に、ハンディある少年少女たちの、そして私たちひとりひとりの才能がのびやかに育まれ人の役に立つようにという願いをこめています。

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